結局私は、また頭の中に先生が出てきてしまい、悩むはめに…。

先生でいっぱいになってしまい、帰るまでぼーっとしていた。

「姫ー!三浦が桜貝くれたよぉ。」
嬉しそうに頬を赤らめて言う奈々。
可愛いなぁ…。
私も、こんな可愛くなれるのかな?

「あ、姫。ちょっといいか?明日の自由行動なんだけどな」

頭の中でいた人が現実に前に来てしまった。
あたふたしている私を見て、奈々と先生は首を傾げている。