袖を引っ張って黒板のほうを向いて話す。
もちろん小声だ。

「…//」

「三浦くん?聞いてる?」

なにやら顔が赤いような…。
そう思ったとき、いきなり離れた三浦くん。

「ひひひひひめ!ちけぇよ。 えっと…大丈夫、だ!」

あ、なるほど。でも、ホテルだとかなんだとか言ってた人が、近いってだけで顔赤らめるとか…。
まぁ、あれだよね。今、大丈夫って言ったよね?声裏返ってたけど。