「委員会の内容、話してから帰れよ。じゃねぇと帰さねぇからな」

三浦くん、なんて運がいいんだ…。いや、私が悪いのかも。

渋々話していると、あの優しい目でちゃんと相づちをうっていた。
なんなのよ、この人。ずるいような気がするんだけど?

「…というわけで、挨拶をもっと積極的にしたほうがいいんじゃないか、という案が出ただけです。じゃ、さようなら」

逃げるように去ると、後ろから大きい声で
「姫ー!お疲れ様ーっ!」
と、笑顔で言っていた。

委員会…ちょっとやっていけそうかも、と思った。