笑えない冗談を言われて気まずくなってしまった。

「と、とりあえず行きましょう?」

私は場を戻そうと思い、言ってみた。
でも先生は真面目な顔をして言った。

「あいつらの言うとおり、俺だって男だからな?忘れんなよ、姫。多分、抑えは効くと思うけどな」

ななななななな何を言ってるんだ先生は!
また変に意識しちゃうじゃない!

でも、心のどこかで、先生ならいい、と思っている自分がいた。