とうとう肝試しの日。
昼間は今まで通り自由行動。
夜に、ご飯を食べたあとに、肝試しをやる予定だ。

「な、奈々…私、どうしよう。お化けとか暗いとことか、実は、だめなの…」

奈々の腕にしがみついて打ち明けた。
すると奈々はにやりとして言った。

「なら、先生についてもらいなよ。怖いなら、暗闇だし、思う存分抱きつけるでしょ?」

ウィンクを飛ばして決めた奈々。可愛いけど、助けになってないよ…。