「これ、部屋に落ちてたんだけど・・・」 「ん?」 俺が話題を変えようと手に持っていた、例の女が置いていった髪飾りを見せた。 「それって、昨日。愛美ちゃんがしてたよな?」 「ああ」 「それ、届けたほうがいいな!」 「だから、お前もつきあえよ」 「あれ?あれ?もしかして、一人で行く勇気がないんでちゅかぁ~?」 「俺、一人で行くわ」 「あぁ~!!待って待って!俺も連れてって~」