「誰に!?怪我とかしてない?」
「顔は見てないの。たまたま、龍と会って、泊めてもらったからなんとかなったよ」
「龍くんに助けてもらったの??」
「うん。龍の住んでるマンションの前をたまたま通りかかったら、龍がでてきて・・・。ストーカーされてることを言ったら、泊まってけって言われて・・・」
「龍くんが愛美を救ってくれたのね!!
愛美!このカリはきっちり返さなくちゃ!きっと、龍くんは愛美の心をあげたら、喜ぶわよ!!」
「なんで喜ぶのよ!?たしかに、お礼はしないとって思うけど・・・」
「愛美さ・・・。心のなかで龍くんのこと気になってるでしょ!」
「なに言ってるの!?気になってなんか・・・!」
「素直になりなよ。愛美は、龍くんのこと気になってる。でも・・・、亮祐のことがあって、自分の気持ちがどうなのかを確かめることができない。
図星でしょ?(笑)」
「うっ・・・」
「やっぱり!
亮祐のことはそう簡単に忘れられることじゃない。でも、もし・・・龍くんが亮祐のことを忘れられるぐらいのことをしてくれたら・・・。その人はきっと、愛美の運命の人だよ!」
「そんなのわからないじゃない・・・」