その日、私は放心状態のまま家に帰って、ご飯も食べずに寝た。
今は何も考えたくなかった。
目が覚めたくない。
ずっと眠っていたと思ったのは、初めてだった。
でも、朝は訪れる。
行かなくちゃ・・・!
自分で、キリをつけなくちゃ!
私のなかでは、答えが出ていた。
昨日、働かない頭で考えた答え。
学校につくと、みんな来ていた。
「おはよう、愛美」
万里紗が心配そうな顔で挨拶をしてきた。
「おはよ!」
元気に答える。
「大丈夫??」
「大丈夫!もう・・・私のなかでは答えが決まったから・・・」
放課後に、亮祐聞いてみよう。
昨日の写真を見せて、この子とはどういう関係か・・・。
はっきり答えてもらおう。
それが、私のためでもあるから。