放課後。
五人で遊ばないかって晃と歩から誘われた。
万里紗と私は好都合だと思って、OKした。
ゲーセンに行って、プリ撮って、遊んだ。
9時になり、帰ろうってことになって解散になった。
亮祐に送っていくと言われたけど、悪いからと言って断った。
それから、万里紗と亮祐の跡を追う。
亮祐は、電車に乗った。
私たちも乗る。
降りた駅は、例の女の子が通っている学校がある駅。
嫌な予感がした。
亮祐は、お嬢様高の近くのファミレスに入った。
私たちも入って、亮祐が見える位置にある席に座った。
誰かに電話している亮祐。
しばらくすると、あの女の子が現れた。
万里紗と顔を見合わせた。
二人は、しばらく喋ると、ファミレスを出た。
歩道橋を渡る亮祐と女の子。
渡っている最中、二人はキスをしていた。
その後も跡をつけると、二人はラブホへと入って行った。
その瞬間を万里紗がケータイのカメラで撮った。
「これで証拠ができたね・・・」
万里紗の一言が私の心に深く突き刺さった。
私と万里紗は、お互い何も話さず、帰った。