次の日。


学校に行くのは、あまり気が乗らなかったけど、万里紗が迎えに来たから行くしかない。



教室に入ると、すでにみんながいて、


気まずい感じ・・・。



「愛美!!おはよ♪
昨日、愛美がいなくなったからみんなで探したんだぞ!!」


始めに声をかけてきたのは、晃。


いつもの感じでほっとした。


「そうだったの？
ごめんね。心配させちゃって・・・」



「万里紗から、見つかったってメールきて安心したよ！
今度からは、勝手にいなくなんなよ!?」



「うん！」


私の返事を聞くと、小さな子にするみたいに頭を撫でてきた。


「ぐしゃぐしゃになる～」


「あはは」


やっぱり、晃は優しい。

改めて、思った。


「晃の奴、愛美が事故にあってたらどうしよ～とか言ってたんだぜ（笑）」


「なっ！それは言うなよ!!」


歩が晃のことをからかう。

いつものように二人の喧嘩が始まった。