上手く思考が回らず、とり合えず返事だけした。



「愛美!!今から迎えに行くから、動かないでよ!!近くに何がある??」


「ん~・・・。公園があるよ。像の形の滑り台がある公園」


「像の形の滑り台がある公園ね!!わかったわ!今から行くから、動かないでよ!」


「はぁ~い」



万里紗は心配しずぎだよ。


幼稚園児じゃあるまいし、迷子になったとしてもちゃんと帰れるのに・・・。


そんなことを考えながら、また歩く。