自分の愚かさ加減に呆れつつ、ビールを飲む。 彼は、真ん中の席に座り、元クラスメイト達が変わる変わる話しかけられていた。 とても楽しそうに笑う彼は、昔のまま。 少しだけ、色気がある。 やっぱり、二十歳も過ぎれば色気はでてくるのね・・・。 彼の少しの変化の気付いてしまう私。 そんな私が嫌だった。 「はぁ・・・」 私のため息は、みんなの楽しそうな声に消された。 みんなが笑いあっているのに、私だけため息をついている。