「それにやっぱりな~」
へっ?
宮原さんが私の顔をニヤニヤ見て
「気になるよな」
「……」
何の話し?
「シュン、訳の分かんないこと言ってないで食え」
立木さんが
「楓ちゃん、気にしないで食べてよ」
「あ、はい。ありがとうございます」
「ほら、これも」
海老のフリッターやクリームコロッケ等を私のお皿にのせてくれる。
やっぱりリーダーだけあって気が回るのね。
それからはもうメンバーにも慣れて緊張もとれて勧められるままに食べた。
そして、お酒も。
メンバーもスタッフさんや気の置けない人達ばかりなので本当にリラックスして馬鹿話なんかで盛り上がっている。
こうしているとカリスマグループって感じはしなくて大学の先輩って感じ。
いつの間にか私もみんなと一緒に笑っていた。