「素敵な夢だと思うよ。」








「ありがとう。
父さんも自分のやりたいことしなさいって。」







レンくんは
お茶を飲み干す。






「あと
一ついい?」






「うん。」





「告白の返事。」







「…。
私にとってレンくんは憧れだった。
レンくんがもしかしたら好きなのかもしれない時期もあった。
でも
私ね。
気づいちゃったの。
本当の好きな人。」







私はレンくんを真っ直ぐに見る。








「頑張れ。
応援してるよ。」








レンくんはそういうと
スッキリしたまざなしを私に向けたのであった。