近くの木陰からミチルが顔を出した。


目が合い、アイコンタクトする。


オレは決心し、ポケットからスタンガンを出した。


ミチルから預かった未来のハイテク機器。


「首の後ろに葉っぱがついてる」


と言って、ユイの後ろに回る。


「びっくりさせてごめん」


と断ってスタンガンを肩口に当てた。


ビビッという振動が手にも伝わる。


見るとユイはもう眠りについていた。