キスされた時のことを少し
覚えていた。




そう言えば、私

清武先生に酷いこと言ったんだった…。

先生に嫌いです何て言っちゃったんだった…。



「先生…。さっきは酷いこと言ってごめんなさい…」



「大丈夫だよ!気にしてないし。
それに、俺、綾乃ちゃん一途だし!綾乃ちゃんとずっと一緒にいたい。」


先生は、私の事をそう言うと顔つきが変わった。


「綾乃ちゃん…。」



「はい…。」


「俺のシンデレラになってくれませんか?」