電話をするのは緊張するが、



電話番号を打ち、
電話をかけた。




プルルルルッ

ガチャ


『はい、清武です。』

 で、出た!!

私は声を振るわせながら
自分の名前を言った。

「島崎…綾乃です…。」



すると、先生は嬉しそうな声で私に話しかけた。



『あ、綾乃ちゃん!!!連絡ありがとう!今日は塾行けなくてごめんね。インフルエンザにかかっちゃって…。』


「インフルエンザ!?病院に行きましたか?大丈夫ですか?」




インフルエンザと、きいて私は慌ててしまった?


私が大好きな、先生が具合悪いなんて聞いたら、
いてもたってもいられなかった。

直ぐに私は

先生に

「先生、お家どこですか!?私今すぐ先生に会いたいです。」
と電話口で言った。


でも、先生は、
「綾乃ちゃん来ちゃだめ。インフルエンザ移しちゃうから。綾乃ちゃんがインフルエンザにかからないためにも、今は電話で我慢して…?」


先生は、そう言った。


私は先生に会うのを我慢して電話だけで話すことにした。