私は島崎綾乃。


中学3年生。


「あー。赤点取っちゃったー…これじゃ高校行けない…。」



この間の新学期早々のテストの結果が返ってきて
落ち込んでいた。


すると、そこへ
親友の

椎葉美月が来た。


「綾乃~また、赤点取ったの?」



「うん…。あー。今度こそ親に塾行けって言われるーっ…」




「もうそうなったら塾行くしかないっしょ…?」



「うわー。まじか。塾行きたくなーい。」



私は、赤点を毎回取っている。



親に結果を見せる度
塾に行けって言われる。



私は、塾に行くことを恐れていたが
今回ばかりは絶対に塾に行かないと
怒られそうだ。