「ゆ、勇気!
お前なに羨ましいことして…」

「馬鹿なこと言ってねぇで、
早くこいつ起こしてやれっ。」

「お、おうっ‼」



翔はその子の手をとり、
ゆっくりと起こした。


「ほんと、迷惑ばっかり
かけて…スミマセン。」


その子は泣きそうな声で
そう言った。