「明衣香ちゃん☆」
「かー君…」
「明~衣香!」
「レ…オ」
かー君を見て安心した心は、すぐに恐怖へと変わる。
全てが震えだす。
「君…なんで。」
「だって…なかなか入れてくれないんだもん。」
かー君の目が変わる。
「帰れ。」
「はっ?」
「帰れ!明衣香ちゃんに近寄るな。」
「なんだと!」
レオは、かー君を殴る。何度も…何度も…
「やめて!」
私の体は、とっさに動いていて床に倒れている、かー君の上に覆い被さり、かー君をかばった。
「これ以上、かー君を傷つけないで!」
「チッ」
レオは舌打ちをして出て行った。
「かー君!大丈夫?」
「全然…ゴホッ、ゲホッ」
「ごめんね…かー君」
「永嶋君!」
「岡島先生…」
「大丈夫?」
「先生…ちゃんと、明衣香ちゃん守り…ました」
「ありがとな。体張って守ってくれて。よく頑張ったな」
「神山、大丈夫か?」
「はい…」


この人……