「はぁい。じゃあ行ってきます」 「いってらっしゃ~い」 私はお母さんのいる部屋を出て、階段を降りた。 「あ、れ・・・?」 下に降りて外に出たけど彪俄さんの姿が見当たらない。 「・・・帰っちゃったのかな・・・」 私は俯いて小さく呟き、ハッと我に返る。