「~~っ一体何を求めてるんですかっ!?」


まるで子犬のような眼差しを向ける彪俄さんに私は言う。


「もうちょっと一緒にいたいなーって」

「でも私、帰らないと・・・あーもぅっ!また来ますから、そんな顔しないでくださいよ!」


私が思わず勢いで言うと、彪俄さんはあからさまに喜んだ顔になった。


「うん!じゃあ行こっ美憂ん家!!」

「彪俄さんも行くんですか?!」

「ダメ?」

「・・・・・・くっ・・・」

またその顔・・・私は何も言わずに首を横に降った。