少しドアを開けた所で、
思考停止。



どうして…?


「な…んで…」

連君と女の子が、キスしていた。


ズキッと心が痛む。


本当は、この場から逃げ出したい

けど、ここで逃げては駄目だ!

勇気をふりしぼって…


「連君ちょっと来て…」


女の子の声は、無視して
連君の腕を掴み、いわば強引に
その場を後にする。


彼は何も抵抗も発言もせず
ついてきた。