ふわっふわの女の子に出会って、
偶然にも同じ寮だった。

その子の印象は、悲しい瞳の孤独な子猫のようだ。

俺は考え事をするとき、外に出るくせがある。

「んー」
伸びをして俺は寝っころがった。


「さむっ…」
後ろから声がして、振り返った。

「夏…海…?」

「はぁい?」

「あっいや…悪い」

ふわっふわの女の子は、俺の後ろにいる
虹花。

俺より1つ下らしい。

「隣座るか?」