「…唸ってんじゃねぇよ。大丈夫、お前ならできる。」 低く、かすれた声が体に響く。 何故か、本当に大丈夫な気がした。 …唸ってたのはソノ事じゃないんですけどね。 「当たり前です。私は文化祭実行委員長である前に、図書委員長ですよ。」 こんな強がりも、少しは自分の精神安定に役立ってるのかもしれない。