『数分で終わるんだから、ぐだぐだ言ってねぇで来いよ。どうしても行かなきゃなんねぇ用事がある奴はもう一人に託せ。以上。』

ぷつ、とアナウンス自体の電源を切ってしまった。
先程までのブーイングがもう聞こえない。
それより…、

「会長、アナウンスで素を出してもいいんですか。」

眼鏡をちゃっかり外している会長に聞く。