そして、それから何度も季節が巡り、また桜の季節がやってきた今。 私は、これから一生、先生と共に生きていく。 「ほら、おいで!」 両手を大きく広げる先生。 何があっても大丈夫。 絶対に離れない。 この先生の大きな手が、私を守ってくれるから……。 「先生、だいすき!」 私は、先生の胸に飛び込む。 私たち2人をいつも見守ってくれていた、桜の木。 これからも、ずっと……… ~Fin~