「桜が大学出たら、すぐ結婚しような!」


信じられない。

先生から、プロポーズ?


去年も一昨年も、その前も…。

ずっと桜を見ては、先生を思ってた。


もう、追いかけてただけの背中を、追いかけることすらも出来なくて。

ただ同じ空で同じ時間を生きていることに、幸せを感じてた。


まさか先生にプロポーズされる日が来るなんて、夢にも思ってなかったよ。



「せんせ~!!大好き!!」


変わらない愛。

変わらない夢。


形になるのは、もうすぐ…。