薄暗い保健室。


保健室の先生は、もういなかった。



私はカーテンを閉め、ベッドに横になる。


肌に触れるシーツが冷たくて、気持ちいい。



先生と初めて話したのは、保健室だったね。


いきなりカーテンを開けられて、目の前にドーンって先生がいたから、飛び上がるくらいびっくりしたっけ。


あの時は先生のことを好きになるとも思っていなかったし、まさか付き合うことになるなんて想像もしていなかった。


辛かったけれど、本当に先生を好きになってよかった。



私はそんなことを思い返しながら、眠りについた。