その日の部活動。


今日も、先生の部活姿に見とれる。


そして、休憩の時間に、愛ちゃんが私の元へやって来た。


何だか、浮かない顔。


「どうしたの?」


私のその言葉に、愛ちゃんはワッと泣き出した。


私は、愛ちゃんをそっと抱きしめた。



「先生。ちょっと愛ちゃん元気ないから、抜けるね。」


水分補給をする先生に、声をかける。


私がそう言うと、先生は思いつめたような顔をした。

まるで、何かを知ってるみたいに。


「わりぃな…。あいつ、頼むわ。」



何があったんだろう…。



私は愛ちゃんを連れて、体育館裏へ行った。