「ありがと~!今日またメールする~!」


そう言って部活へ向かった、海くん、悠斗くん、陸くん。


よし!名前、ちゃんと覚えた。



私は笑顔で手を振った。



「先生、部活行こ?早く先生の部活姿見たいよぉ~!」


「ん?ああ…。」



先生、何か冷たい?


何かあったのかな…。



私は、先生の手をこっそり握った。



「どうしたの?何かあったの?」


私は、先生の顔を覗き込む。


でも、先生は目をそらしたまま。



「桜…。ちょぉ、来て。」


私は、あっという間に先生の腕の中。


もう窓の外のグラウンドでは、あの3人組が部活を始めてた。