だから、俺は別れを選択した。


結愛のためにも。


そのほうが楽なんだろうと思った。


だから、繋がりのある凛子には
黙ってもらっていた。


それが、結愛を悲しくさせるなんて
思ってなかったから。


最後に伝えたい。


そう、おもってしまう俺は
本当にわがままなやつだと思う。


「篤真、行こ?」


この優しい声も笑顔も。


今日で最後になるんだ。