篤真の名前だよね?


そこに写っているのも篤真。


笑顔だ。


「結愛?」


「と、篤真だ…」


「え?あっ…」


凛子はやばい、と呟いた。


凛子を見つめると、
慌ててアルバムを閉じた。


「やっぱり、みるのは止めよう」


「凛子」


「あ、あたしの見る?」


「凛子っ」


凛子は抱えていたアルバムを置いた。


「ごめん。知ってた」