その言葉に、 この距離がある笑顔の理由がわかった。 私のことがもう必要ないんだ。 そう、わかった瞬間に とてつもない喪失感が襲ってきた。 どうして気付かなかったのだろう。 どうして望みなんか持ってたんだろう。 いいじゃない。 幽霊がいなくなったんだから。 なのに、なのに…。 「なんで…こんな悲しいのよっ」 その場に座り込んで、 ただ泣くことしかできなかった。