一週間後。


あれから帰ってきていない篤真。


いやでも心配になる。


だけど、課題も終わらせなくては行けなくて。


結局、篤真を探せずに一週間がすぎていた。


課題も終わって今日は凛子と女子会。


その間も、気づいたら篤真のことを考えていた。


「ねぇ、聞いてんの?」


「…う、うん」


「大丈夫?」


「ごめん、ぼーっとしてて」


「帰る?」


「そうしようかな、ごめんね」


凛子は気にしていないように私を家に送ってくれた。


「ありがと」


「はーい、じゃまた明日ね」


「ん」