昨日は眠れなかった。


パンパンになった顔をマスクで隠して、
会社に出勤すると坂上くんが国際部の前にたっていた。


「おい」


「あ、坂上くん」


「出勤にしておいたから、
これから俺に少し付き合って」


そう言って、私のことを引っ張って行った。


そのまま、編集部に行く。


そこには篤真もいるわけで。


びっくりしたようにわたしたちを見ていた。


「部長、会議室4お借りします」


「あ、あぁ」


「行こ、結愛」


そのまま、会議室に入ると鍵を閉めた。