「とりあえず、家行こうか」 「…うん」 「ゆあの家がいい?」 「どっちでも…」 「ん」 あぁ、やっと…。 篤真と普通に話せた。 あの、楽しかった頃に戻れた。 涙は止まることを知らない。 ぽろぽろぼろぼろ出てくる。 「ついたよ、ほら」 きっと、篤真の家。 車からでて、部屋に入る。