こういう日は、本当に
時間が経つのが早い。


気分は憂鬱。


だけど、行かなきゃいけない。


「よしっ!」


気合を入れて、私は居酒屋に入った。


そこにはもう、佐藤さんの姿があった。


やっぱり。


「個室取ったんですね」


笑顔は崩さずに最悪な状況を聞く。


「まぁな」


どうしてこうなんのかな。


けど、自分で選んだんだからっ!


頑張れ!松永結愛!


「乾杯」


「かんぱい」