あれから、私たちは
付き合う前みたいに話せるようになった。


久しぶりに愁と飲むのかー。


愁はお酒強いからな…。


もしかしたら、凛子もくるのかな?


2人ともきたら、
もっともっと楽しくなるんだろうな。


そう思いながら舞姫に入ると、
もう、愁が席に座っていた。


「久しぶり」


「うん、久しぶりだね」


「何か頼むか」


向かいの席に座ると、ビールを2つ頼んだ。


「今日、凛子は遅れてくる」


「あ、そうなんだ」


「会いたそうにしてたから。凛子」


そう言って優しく笑った。