「え?」 「きちんと、話し合うさ。 そしてきちんと幸せにする」 それって、もしかして…。 「まだ、言うなよ」 「あ、はい」 「松永だよな」 「はい」 「…これからもよろしくな」 そう言って伝票をとった。 「ここは俺が払う。 松永は帰ってくれて構わない」 「あ、あの」 「ん」 「名前は…?」 「坂上佑樹」 「坂上さん、ありがとうございます」