実夏が何か
後ろで叫んで
いるけど、
そんなの
気にしない‥。












私は一心不乱で
学校から一番
近い所の病院に
走った━‥












走っても走っても、










病院が遠く
なるような
気がする━‥












走っても走っても
翔太に会えない
気がするの‥。














翔太に会えない
気がするの━‥















あれっ‥?











私に手を
振ってる
のって‥。











「翔太っ!!!!」












「優梨ー!!♪」













ドサッ━!!!






私は勢い
あまって
翔太の胸に
飛び付いた‥。