授業を終えて職員室に戻ってきたニシハルは……
椅子に座り、手に持っていた一歩のチョコを…
じっと見つめる。
よくよく見ると……、
それらは確かに一つひとつ包み紙が違っていたが。
「…………?」
チ〇ルチョコでは……
ない。
おまけに。
やはり見間違えなんかじゃなく…、
一つだけ、丸いチョコが存在していた。
彼はひとつ手に取って、包み紙を開くと……
パクリ。と口に入れた。
「…………!」
その瞬間に……
彼は気づいてしまうのです。
(これ……。手作り…?)
そして…。
開けた包装の中には……
うすっぺらい紙がもう一枚。
小さく畳まれたその紙を開くと……。
アルファベットの『E』の文字。
「……おみくじ?」