氷蝶こと、緋月は悪夢を見たせいか汗ばんでいる体を洗いに風呂場に入る
今日は月曜日、時間はまだ五時前だ
(学校に行く前にスッキリしておくのも悪くないな)
緋月はそう思いながら服を脱ぎシャワーを浴びた
===三十分後===
シャワーを浴び終えた緋月は髪をさっさっと乾かし制服に着替えた
昔、隣に住んでいた先輩にもらったものだ
緋月は一人暮らしだ
親戚は母方の叔母しかいない
父親は元からいない
普通なら叔母が引き取るはずが叔母は緋月を毛嫌いしており
金はやるから一人暮らしをしろと緋月に言っていた
それを緋月は承諾し、一人暮らしを始めた
だが、叔母は金を月に二万しか仕送りをしてこない
だから、緋月はバイトをして生活費を稼いでいた