実家からの荷物をダイニングテーブルに置き、綾菜からの荷物を持ってリビングに戻った。



「蒼太、ママから……」



パスタを頬張る蒼太にそう言って綾菜からの荷物を差し出した。


パスタを食べていた手が止まる蒼太。



「ママ?」


「うん。ママから蒼太に誕生日プレゼントだ」


「うわぁ!」



蒼太は嬉しそうに声をあげて荷物を受け取る。



「開けていい?」


「ご飯食べてからな」


「うん!」



俺は蒼太の頭を撫でた。


母親である綾菜から誕生日プレゼントが届くのは当たり前のことだ。


でも何でだろう……。


胸の奥がつっかえたような変な気持ちになるのは……。