「昨日も更新されてたよ~、結愛の小説!」
「ウチ見たよ~」
「ウチまだぁ」
「はぁ~…でも、この前の結愛の作品、恋愛モノだったじゃん?」
「うんうん!ビックリしたよ~。結愛、ずっと友情モノだったもんね」
「そうそう。で、コメント読んだけど、恋愛モノは何年か前に書いてたんだって~」
「え~!?見たかった~」
「だよね~。もう消去されてるもんねぇ」
「昨日のはまた友情モノだったね?」
「うん!でも、やっぱり結愛の小説が1番だよ~」
……こいつら自分がモデルだってわからないのか…?
まぁ…そっちの方が好都合だが。
「良かったね?結愛ちゃん」
「あぁ…」
「にしても…本当に綾那ちゃん変わったね」
「そうか?」
「うん。前は何かあれば大げさに喜んでたし…」
「んなっ!?……そんなにか?」
「うん!それに…この口調になったのって紫苑さんが転校してからでしょ?」
「あ…うん。まぁな」
「僕は今の綾那ちゃんも好きだからいいけどね」
「ははっ、ありがとうな。私も雅、好きだぞ」
「…はぁ…算了…完全對爾没有期待了」
「ほ?何て言ったんだ」
「知りたい?」
「あぁ…?」
「クスっ、教えない」
「なっ、酷いぞっ」
「はははっ」
「もういい!自分で調べる」
「うん。綾那ちゃんはそうでなくっちゃ」