「えーっと、綾那ちゃんは牛乳だけでいいんだったよね」
「うん。雅はいつもメロンパンといちごみるくだね」
「うん!だっておいしいもん」
「本当、昔から変わらんな…甘党は」
「うん。って綾那ちゃん、また口調が」
「あ、またなってた？」
「うん、ていうか綾那ちゃん」
「ん？」
「僕の前ではもう普通に喋っていいよ」
「わかった。なぁ、雅」
「ん？」
「私がさっきの口調だったら猫かぶりになるか?」
「ん～…ならないと思うよ?態度は変わらないもん。それに星佳ちゃんの前ではその口調じゃないといけないしね」
「そうか」
「でも、ずっとあれだと疲れるでしょ？今の喋り方でいいんじゃないかな？」
「わかった、今からそうするか。人と話すこともそうそうないしな」
「「「キャァ－－－－－－－－－」」」
－ビクっ
「ど、どうしたんだ?!」
