天然?
私、養殖好きだよ?美味しいよね。

あ、もしかして神楽くん嫌いとか?!
美味しいのになぁ~…。もったいない。


「あ~あ…。行っちゃったね」
「ふぇ?」
「綾那もったいな~い」
「し、しーちゃん?!」
「やっほ~」
「何処行ってたの?」
「いや~ね…?でも、本当綾那もったいな~い」
「何が?」
「神楽、イケメンぢゃん!女子に優しいって有名だし」
「まぁ格好良かったっちゃ格好良かったね…。ほぇ~、神楽くんってそんなに有名人なんだ~」
「え゛?あんた知らなかったの?」
「うん。でも…神楽くん、買い物付き合わなくて良かったのかな…?あ、買い物じゃなかったんだっけ?」


私がそう言ったら隣から深い溜め息が聞こえた。


「の?しーちゃんどした?」
「綾那…。あんた天然にも程があるわ。よくそれでケータイ小説なんて書けるよね」
「書けないほどバカじゃないもん。それと養殖は好きだよ」
「そんな情報いらない。ていうか、天然ってそっちの意味じゃないし」
「じゃぁ何?」
「天然ちゃんって意味よ」
「天然ちゃん~!!?私天然じゃないよ!」
「いや、十分天然ですよ。でもこれで解るとは…(苦笑」