「でもユウくんはヒヨリちゃんを『好きじゃないから』と振りました。なぜかと言うと、ユウくんは親友もヒヨリちゃんも大好きだったから2人が付き合ってほしいと思ったからです。」
振りました。という言葉に胸がチクンと痛む。
優くんの優しさにも、私は胸が痛んだ。
「ヒヨリちゃんは泣きました。でも、すぐ笑って、『これから幼なじみじゃ、ないから!私が優を振り向かせるまで他人行儀ね。…矢杉くん』と、言いました。ユウくんはそれを忘れることは出来ませんでした。2人の初恋は幕を閉じました。」
そう言って、優くんは小さく息をついた。
私の頬には涙が一粒伝う。
「…あれからまだ1年も経ってないけど、俺は自然に日和への想いを断ち切ることが出来た。俺の親友は日和に告白する前に事故で死んじまったんだけど。」
そういって優くんは苦笑いした。
あ…。
いつのまにか、優くん、日和ちゃんを「宮野さん」じゃなくて「日和」って呼んでる。
振りました。という言葉に胸がチクンと痛む。
優くんの優しさにも、私は胸が痛んだ。
「ヒヨリちゃんは泣きました。でも、すぐ笑って、『これから幼なじみじゃ、ないから!私が優を振り向かせるまで他人行儀ね。…矢杉くん』と、言いました。ユウくんはそれを忘れることは出来ませんでした。2人の初恋は幕を閉じました。」
そう言って、優くんは小さく息をついた。
私の頬には涙が一粒伝う。
「…あれからまだ1年も経ってないけど、俺は自然に日和への想いを断ち切ることが出来た。俺の親友は日和に告白する前に事故で死んじまったんだけど。」
そういって優くんは苦笑いした。
あ…。
いつのまにか、優くん、日和ちゃんを「宮野さん」じゃなくて「日和」って呼んでる。