『……カナ…。』

……………鈴。


『……音楽に…また向き合うんだね?』

………ごめん…。

でもっ!

鈴との日々を忘れるワケじゃない!


『ふふっ。分かってるよそんなこと。』

え…。


『嬉しい。

前よりもカナ、幸せそうだもの。』

り…鈴…。


『でもカナ。

Divaは、忘れないで欲しい…。』

勿論だよ…忘れるワケ…無いじゃん。


『……ありがとう。でも…でもね。

あたしが本当に

カナに伝えたいのは……。』

私に…伝えたいこと?


『―――…。』

やだ…また、聞こえない。


何で、何で、何で。

何で聞こえないの。


鈴は、私に何を伝えたいの…?