私は早川夏季
中学二年 天然でいじられキャラの私はみんなの妹みたいな存在。
でも、そんな私にも好きな人がいる。
名前は実花 相馬 (みけ そうま)
同じクラスでサッカー部のエース。


彼に会ったのは桜が満開の4月のこと…

新しいクラスの場所を探し校内をうろついていると…
「クラスの場所わかんないの?実は俺も迷ってるんだよねー(笑)俺ら迷子だな!!」と笑いながら声をかけてくれた。
私は最初、彼のチャラさに多少ムカッときたけど、彼が本当は凄く優しいということを知り惹かれていった…

でも、応援してくれる友達はいなかった。と、ゆうより友達には言えなかった。いつもみんなにいじられながらもみんなの中心にいる私だが、恋バナになるといつも話にはいることが出来なかった。みんなが好きな人の話をしていても、
「夏希は?夏希は好きな人いないのかな?」
「夏希に好きな人がいるわけないじゃーん。あんな妹キャラでみんなにかわいがられてる夏希が恋愛なんて。」と、軽く流される。


私は、実花くんが好きなのにな…